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福岡地下鉄「天神」駅4番出口より徒歩3分にある病院[内科 心療内科]

片頭痛

頭の片側がズキズキと痛むのが典型的で、30歳代前後の女性に多くみられるタイプの頭痛です。市販の内服薬で済ませていたり、無治療のまま放置している方も少なくないようですが、医療機関での治療により症状は劇的に改善する場合も珍しくありません。医療機関では発作時に使う効果の高い薬に加えて、予防薬も処方することが出来ます。このタイプの頭痛は、チョコレート、チーズ、赤ワイン、中華料理などの食事によっても影響をうけます。加えて、物事を完璧にこなしたいという性格傾向との関連も知られており、これらを踏まえた総合的な治療が効果をあげます。

緊張型頭痛

頭を締め付けられるような痛みがあり、帽子をかぶっているような感覚や頭頂部の圧迫感で表現されることもあります。痛みは頭部全体に広がり、後頭部から項部の筋肉に凝りを伴います。頭痛の程度はまちまちで、経過とともに持続時間が延長して1日中痛みを訴えることもあります。時に拍動性頭痛を伴うこともあり、この場合は片頭痛との合併として混合型頭痛と呼びます。片頭痛とともにストレスや過労が原因となっている場合が少なくなく、治療としては先ずは日常の生活をゆっくりと過すように心がけることです。

過敏性腸症候群

腹痛や下痢、便秘などがみられ、検査によっても原因となる器質的な疾患が見出せないものをさします。報告によれば一般人口の10-20%にみられるとされ、そのうち医療機関を受診するものは10%といわれています。症状はストレスなどの心理的な要因で増悪し、兎糞(うさぎのふん)のように小さな便塊がみられることや水様便を呈することもあります。治療あるいは予防には、食事や睡眠などの規則的な生活を送ると同時にリラックスした生活習慣が大切です。緊張が強い場合や慢性化している場合には消化管機能調整薬に加えて抗不安薬や抗うつ薬の内服が有効です。

機能性消化不良

胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの器質的な疾患がないにもかかわらず、胸やけ、げっぷ、腹部膨満感、悪心、嘔吐、食欲不振、胃もたれ、上腹部痛などの消化器症状を呈する状態をいいます。症状が慢性に経過することにより、不安や抑うつ傾向がみられる場合も少なくありません。ひと通りの消化管機能検査にて異常が見つからずに上記のような症状が慢性に経過している場合にはこの病気が疑われます。薬物治療は消化管運動改善薬や制酸薬、抗うつ薬、抗不安薬などを用います。また、リラクセーションや心理療法も効果のある場合があります。

花粉症

花粉によって引き起こされるアレルギーの症状をさします。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎や眼のかゆみ、流涙などのアレルギー性結膜炎が代表的ですが、喘息やアトピー症状を呈することもあります。全身倦怠感が続き、風邪が治りにくい場合にも花粉症である可能性もありますので、医療機関で治療することが大切です。最も多いのは春先にみられるスギ花粉症ですが、ヒノキ花粉や秋にみられるセイタカアワダチ草による花粉症も少なくないようです。

慢性蕁麻疹

慢性に経過する膨疹や紅斑を繰り返しますが、重症になることはまれで軽症のまま持続する場合がほとんどです。アレルギー性のものもありますが大多数は非アレルギー性です。非アレルギー性の蕁麻疹には機械的な刺激によるもの、温度刺激によるものなどのほかに、発汗に伴うものがあり、これらに含まれない原因不明のものも半数以上みられます。原因不明の蕁麻疹の中には心理的なストレスなどによって誘発されるものが多いとされています。蕁麻疹によって生活の質が制限されることもしばしばあります。治療は抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬の他に抗不安薬や抗うつ薬を用いることもあります。

帯状疱疹

帯状疱疹は、加齢や疲労によって発症しやすくなります。子供のころに罹った水ぼうそうのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が、神経の中に潜んでいて、体力の低下などをきっかけに活性化して起こる病気です。疲労や睡眠不足などによって体力が落ち、また、他の病気で免疫機能が低下したときなどに水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑制する力が弱くなって発症すると考えられています。神経の破壊を少なくするためには、できるだけ早く治療を開始することが大切です。皮膚症状が現れてから5日目ぐらいまでに抗ウイルス薬による治療を始めれば、神経痛などの後遺症は残りにくいと考えられています。

気管支喘息

気道の炎症と気管支のれん縮によって発作性の呼吸困難、喘鳴、咳そうを反復するもので、重症化すると生命の危険を伴うものです。古典的な心身症とされてきた病気ですが、ステロイドの吸入療法によってほとんどの難治性の喘息は改善するようになりました。しかしながら発作には心理的な影響があり、カウンセリングなどにより心理面を治療することにより重症化を防ぐことはある程度可能と考えられます。ステロイド薬のほかには、徐放性の気管支拡張薬や抗アレルギー薬などの薬物を用います。

低血圧

安静時の収縮期(高い方)血圧が100MMHG以下を示している場合を「低血圧症」といいます。この「低血圧症」の約9割を占めるのが「本能性(一次性)低血圧」といわれるもので、これには遺伝的な要素(体質)が考えられています。その他に、ケガによる大出血、心臓病、胃腸疾患による栄養不良、内分泌の異常、立ち上がったときに急激に血圧が下がる「起立性低血圧」があります。治療は運動療法と薬物による昇圧ですが、自覚症状がない場合には経過観察でよいことも少なくありません。「立ちくらみ」をさしてのいわゆる「脳貧血」は、定義上は貧血(説明参照)のことではなく、この起立性低血圧になります。

貧血

貧血は、血液中に含まれている血色素(ヘモグロビン)が不足している状態をいいます。血色素は赤血球に含まれている赤い色素で、血液が赤いにはこの色素のためです。血液は心臓から送り出されて全身に酸素や栄養分、ホルモン、熱などを運びます。このうち酸素は血色素によって運ばれるため、この血色素が不足すると全身に酸素不足を生じます。このため心臓は何とかしてこれを補おうとして余分に働くため、動悸(心悸亢進)や息切れ(呼吸促迫)、めまいなどの症状が起こります。全身の酸素不足のために常に疲れやすくなります。治療はヘモグロビンのもとになる鉄分の補給です。

高血圧

安静時の血圧が常に140/90MMHG未満であれば正常血圧と考えてよく、直ちに治療が必要ということはありません。しかし、130/85MMHG以上の人は生活上の注意が必要です。ただし、加齢とともに血圧は上がりますので、高齢の方は必ずしもこの限りではありません。特に、起床後数時間ほどは健常者でも血圧が高くなりますので気をつけなければなりません。治療としては、睡眠を十分とることや塩分を控えること、ストレスをためずに定期的に運動をすることなどです。また、治療薬は学会のガイドラインに沿った降圧薬を少量より内服することになります。

高脂血症

血液中に、脂肪分が異常に多い状態のことをさします。ここでいう脂肪分とは、 コレステロールとトリグリセライド(中性脂肪)です。これらが増えすぎると動脈硬化等を進行する原因になります。その機序としては、血中のコレステロールが多くなると、血管の壁にプラークという塊ができやすくなります。血管の中にプラークがたくさんできると血液の流れを妨げます。そして、プラークの膜はストレスなどで破れる場合があり、さらに血管をふさいで血液の流れを悪くします。このような動脈硬化の過程は糖尿病や高血圧などの併存により促進されますが、最終的に心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことがあります。

高尿酸血症

血液中の尿酸値が高い場合に診断されます。いわゆる痛風として知られていますが、これは尿酸値が高い場合に、尿酸結晶が関節にできて疝痛を起こす状態をさします。足の親指の関節にできることが多く、痛風結節とも呼ばれます。また、尿酸値が高いと腎障害を起こすこともあり、このため尿酸値を適切な範囲にコントロールすることが大切です。尿酸は体質とも関連しますが、ビールやレバーなどプリンタイの多い食事によって高くなるため、食事の量や内容を管理すること、それから定期的な運動や間食を控えるなどの生活習慣も大切です。

糖尿病

糖尿病は血液中の糖分(グルコース)が増加する病気で、1型糖尿病、2型糖尿病の他に遺伝子の異常や妊娠中に起こるものがあります。1型糖尿病は膵臓のΒ細胞というインスリンを作る細胞が破壊され、体中のインスリン量が絶対的に足りなくなる病気で、子供のうちに始まることが多いものです。2型糖尿病はインスリンの出る量が少なくなって起こるものと肝臓や筋肉などの細胞がインスリンの作用をあまり感じなくなるためにブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがあります。この場合、食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多く、わが国の糖尿病の95%を占めています。治療は病気の段階に応じて行いますが、早期治療と合併症の管理が大切です。

メタボリックシンドローム

主な生活習慣病として知られているものは、高血圧症、高脂血症、糖尿病などですが、これらの共通の原因となるのが、内臓のまわりに脂肪がたまる内臓脂肪肥満といわれる状態です。内臓脂肪が蓄積すると動脈硬化の危険度が上昇し、心筋梗塞や脳梗塞にかかりやすくなります。このように 内臓脂肪肥満を背景にして、複数の生活習慣病が合併している状態をメタボリックシンドロームといいます。ウエスト径が男性では85CM以上、女性では90CM以上あると内臓脂肪が蓄積されていると判定されます。

うつ病

大うつ病・気分変調性障害・小うつ病

大うつ病
(だいうつびょう)
典型的なうつ病のことで、軽症から重症まであり、うつ病患者の多数がこのタイプです。2週間以上続く、抑うつ気分、意欲の低下をはじめとして、睡眠障害、全身倦怠感、食欲不振、集中力の低下、不適切な罪責感などの症状がみられます。この障害による体調不良は、実際には身体の症状として現れることが多く、その症状の病気と考えて一般内科などを繰り返し受診する場合も少なくありません。一般の血液検査では異常が見つかりませんが、適切な治療が必要です。

気分変調性障害
一般的には10歳代に発症する慢性に続く気分不良です。何となくやる気が出ない、身体がだるい、といった精神症状から、頭が痛い、夜眠れないといった身体の症状もあり、内科を受診しても、大うつ病と同様に検査で異常が見つかりません。この障害に大うつ病を併発すると2重うつ病と呼ばれる状態となります。治療は抗うつ薬での治療が主な方法となりますが、大うつ病よりは薬に反応しにくいとされています。ただし、性格の問題が原因となっている場合もあります。

小うつ病(しょううつびょう)
大うつ病と診断されるまでには典型的なうつ病の症状がそろっていない気分の障害です。病気として扱うか否かは専門家の間でも議論のあるところですが、精神安定剤やカウンセリングだけでも改善する場合もあります。しかしながら、放置して長期化する場合もあり、早目に医療機関を受診して診断を受けるとともに治療の方向付けをしてもらうのが良いでしょう。大うつ病と同様に症状は身体の不調のみにとどまっている場合もあり、慢性に続く体調不良においてはこの病気の可能性もあります。

双極性うつ病(そうきょくせいうつびょう)
元々気分に波はあるものの、本人はあまり気づかない場合が少なくありません。調子の悪さは抑うつ症状や不眠、全身倦怠感などいわゆる「うつ病」の症状で自覚されます。しかし、同時に過去に軽躁(軽いそう状態)の経験があります。さらに、過食症や買い物依存など何らかの依存症の併発もよくみられます。同じうつ病でもこの双極性うつ病の場合には抗うつ薬が効きにくく、気分安定薬などを主体にした治療が必要となります。回復には少なくとも3ヶ月程度を要し、再発予防のための維持療法も含めた治療期間は最低1~3年程度です。

不安障害

パニック障害・全般性不安障害・社会不安障害・強迫性障害・外傷後ストレス障害

パニック障害
突然に息切れや動悸が始まり、激しい不安に襲われる病気です。電車やバスなどの密閉した空間の中や、授業中に教室で起こることもあります。発作は広場で起こるとされていますが、実際には逃げ場の無い閉塞した空間で起こることが多いようです。原因は確定されていませんが、効果のある治療法は知られています。発作時の薬のほかに、SSRIとよばれる抗うつ薬やアルプラゾラムという抗不安薬が奏効します。治療にはある程度時間がかかりますが、行動療法などの心理療法を組み合わせる方法もあります。

全般性不安障害
ほとんどあらゆることに不安を抱く人に当てはまる可能性があります。特定ではない幾つかの出来事に対して、過度の不安と心配が少なくとも6ヶ月以上ほとんど毎日続くものと定義されています。心配のために通常の生活で苦痛を感じ、生活に支障をきたしている場合を指します。心配がコントロールできないため、筋緊張、易刺激性、入眠困難、不穏などの体の症状を伴います。治療は薬物療法が中心ですが、カウンセリングも有効な場合があります。

社会不安障害
人前で話をするなど、人と接する時の緊張は社会不安と呼ばれ、通常の程度であれば特に治療を要することはありません。しかしながら、この社会不安が高じて日常生活に支障をきたし、ひどく悩む状態を社会不安障害といいます。日本で以前より呼びならわされた「対人恐怖症」の患者さんの大部分にこの診断がつきます。治療ではパニック障害と同様に抗うつ薬のSSRIが有効とされています。しかしながら、一部には重症の場合もあり、専門病院でなくては治療が困難なこともあります。

強迫性障害
何度も同じ考えが頭に浮かんできて不合理だと思いながら打ち消すことができない強迫観念と、同じ行為を繰り返して儀式的に行うことが止められない強迫行為があります。強迫性障害とは、これらのために日常生活に支障をきたす状態です。何れも「わかっていながら止められない」のがこの病気の特徴で、専門的な治療が必要です。近年発売された薬による治療のほかに行動療法という心理療法が有効とされており、重症の場合には専門施設での治療が必要です。

外傷後ストレス障害
災害など生命の危機に係わるような出来事や、情緒的に強い不安や恐怖を味わうような出来事を経験した後に、これらの体験がよみがえってきたり(フラッシュバック)、一日中目がさえていらいらしたり(過覚醒)、ある事柄や一定の時間の出来事を思い出せなかったり(健忘)する病気です。治療は薬物療法と安心できる環境を確保することです。恐ろしい体験を言葉にすることは初期には有害とされており、医療機関を受診しても無理に体験を話していただく必要はありません。

身体表現性障害

身体化障害・転換性障害・疼痛性障害 

身体化障害
画像診断や血液検査の所見からは十分に説明できない様々の身体症状を特徴とする病気で、30歳以前に始まり何年にもわたって続く障害です。症状は疼痛や胃腸症状、性的症状、神経症状類似の症状などですが、心理的な苦痛や社会的、職業的機能の障害のために医療に助けを求める病気です。男性よりも女性に多いとされ、ギリシャ時代からヒステリーとして知られている病気です。治療には時間がかかりますが、併発している気分障害や不安障害の治療の他に、本人の病気に対する洞察や、環境調整が有効なこともあります。

転換性障害
ストレス状況において解剖学や生理学的には説明の出来ない身体の症状が出現するものです。症状はあらゆる感覚障害、運動障害の形をとり、難聴、弱視、知覚異常、立てない、歩けない、声が出ないといった症状が引き起こされます。精神分析的には、症状は無意識の葛藤を反映していると考えられています。治療は、葛藤状況をいかに洞察できるかですが、いずれにしても専門的な診断と治療が必要です。なお、子供の場合には原因不明の発熱を呈したりすることもあります。

疼痛性障害
体の病気や異常によって説明できないほどの痛みが慢性的に続き、日常生活が障害されている場合に診断されます。腰痛、頭痛、手足や顔の痛みなど人によってさまざまな痛みがあります。うつ病を併発している可能性が高くその割合は60%以上とされています。治療は抗うつ薬の内服と痛みに対する洞察(自ら原因に気付くこと)です。時間はかかりますが、薬とカウンセリングの組み合わせによってある程度改善する場合もあります。重症の場合には専門機関での治療が必要です。

月経前症候群

月経周期後半から月経直前に反復して出現する身体的、精神的症状の総称です。排卵に伴うエストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)分泌の急激な変化が原因と考えられています。浮腫、乳房緊満や乳房痛などのほかに、頭痛、抑うつ、不安などの症状がみられます。また、普段から頭痛などがある方の場合には、この時期に症状が増強されることもあります。治療は症状に応じて対症的に行いますが、ホルモン療法をおこなうこともあります。

更年期障害

閉経前後の合わせて10年間を更年期とよびます。この時期に、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)の減少と生活史上の変化が重なって、月経の乱れや、ほてり、発汗、動悸、めまい、睡眠障害などが出現するものです。また、同時に抑うつ、不安、頭痛、肩こりなどの症状もしばしばみられます。治療は症状に応じて行いますが、精神症状が主体の場合には抗うつ薬や抗不安薬を用い、エストロゲン減少の影響が強い場合にはエストロゲンを補う治療が行われることもあります。

睡眠障害

不眠症・過眠症・概日リズム障害・睡眠呼吸障害・むずむず脚症候群・周期性四肢運動障害

不眠症
小児期や青年期にはまれで大人に多くみられるもので、特に女性に多いとされています。種類としては、寝入るのに時間のかかる入眠障害、睡眠中に目が醒める中途覚醒、朝早く目が醒める早朝覚醒、ぐっすり眠れない熟眠障害に分かれます。これらの夜間睡眠の問題は日中の眠気や集中力の低下、作業能力の低下をはじめとする精神機能の低下につながり、危険な作業においては事故発生にもつながりかねません。早めに医療機関を受診して、適切な指導を受けることが大切です。

過眠症
10歳代に発症することが多く、ナルコレプシー、特発性過眠症、反復性過眠症などの種類が知られています。基本的な症状は日中の耐え難い眠気と居眠りの繰り返しです。毎日眠くて学校の授業に身が入らないというような状態が続きます。治療では、規則正しい睡眠や食事などの習慣が大切で、特に夜間の睡眠不足を避けることが必要です。また、夜間睡眠を調節するために有効な薬物も知られていますので、早目に医療機関を受診することをおすすめします。

概日リズム障害
この障害の原因としては、時差のある地域を移動する場合、交代勤務によるもの、睡眠覚醒が遅い時間にずれるもの、24時間での睡眠覚醒のリズムが作れない場合などがあります。大まかに分けると、仕事や不適切な生活習慣が影響する場合と遺伝的にリズムが作れないタイプがありますが、治療は睡眠習慣の確立が前提となります。すなわち、睡眠リズムに影響のある光の浴び方や食事時間を工夫したり、場合によっては薬物治療が効果的なこともあります。

睡眠呼吸障害
近年特に治療の必要性が注目されている睡眠障害で、眠っているときに生じる呼吸の障害です。中年の男性に多いとされています。気道が閉塞して起こる閉塞型の頻度が最も高く、肥満などが原因となる場合が多いようです。いびきがある場合には要注意です。放置すると死亡率が高まりますので早期の治療が大切です。診断は睡眠ポリグラフィーといって、眠りながら呼吸や体内の酸素分圧を検査します。専門病院での検査の後に、通院治療に移行します。

むずむず脚症候群
これまであまり注目されていませんでしたが、睡眠障害の中でも比較的頻度が高く、足を中心に睡眠時に耐え難いような異常感覚が生じるものです。痛み、不快感、虫が這うような感じ、むずむず感、かゆみなどの感覚から常に足を動かしたくなり、動かすと楽になるというものです。下肢の血液循環の障害や抗精神病薬の有害作用によるとされています。治療には特定の抗てんかん薬が有効ですが、放置すると慢性的に生活の質を落とすことになります。

周期性四肢運動障害
高齢者に多く、夜間睡眠中に片側あるいは両側の足首の関節が周期的に反り返る運動が主体となるものです。これにより熟眠感の障害が起こります。1回の持続は数秒間までですが、1分間に2回程度出現します。治療はむずむず脚症候群と同じく特定の抗てんかん薬が有効です。むずむず脚症候群と共通した原因として、鉄欠乏性貧血やビタミンBの欠乏、パーキンソン病、またカフェインなども関係があり、検査を行うとともに適切な生活指導を受けることが大切です。

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